主婦の方におすすめのクレジットカード4選!カードを持つメリットも解説

主婦の方におすすめのクレジットカード4選!カードを持つメリットも解説

一家の家計を預かる「主婦(主夫)」は、自分のクレジットカードを持っていたほうが得です。

公共料金の支払いにしろ、買い物にしろ、クレジットカード払いにするだけでどんどんポイントが貯まっていきます。

もしかしたら、夫(妻)のクレジットカードを使っているから、自分のクレジットカードは必要ない、と考えている人もいるかもしれません。

しかし厳密に言えば、夫婦であっても自分名義以外のクレジットカードを使うのは、契約違反のため自分のカードを持っておいたほうがよいでしょう。

この記事では、主婦がクレジットカードを使うことにどのような「メリット」があるかを解説していきます。また、主婦におすすめできるクレジットカードの紹介もしますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でご紹介するクレジットカードは次の4枚です。

  • JCB CARD W plus L
  • 三井住友カード(NL)
  • セブンカードプラス
  • イオンカードセレクト

詳しく見ていきましょう。

主婦がクレジットカードを使う6つのメリット

多くの家庭では、主婦が財布の紐を握っています。買い物をする機会が非常に多いため、主婦がクレジットカードを持っていないと、さまざまなシーンで損をしてしまいます。

  1. 公共料金利用時にポイントをもらえない
  2. 買い物時にポイントをもらえない
  3. 家計簿を作る手間がかかる
  4. ある程度の現金を持ち歩かないといけない
  5. ネットショップの利用に手間がかかる

では、主婦がクレジットカードを使うメリットについて、詳しく見ていきましょう。

1.クレジットカードを公共料金の支払いに使えばポイントが貯まる

毎月の支払いの中でも、大きな割合を占めているのは「公共料金」です。

平成26年の1世帯の月間平均費用は、電気代9,472円、ガス代4,972円、その他光熱費1,518円、上下水道料4,167円。これらの公共料金加えて、通信費も10,422円ほどかかっています。

公共料金と通信費を合計すると、毎月約3万円かかっている計算です。しかも総務省のこの統計は、単身世帯も含めた平均値のため、4人世帯などでは、もっと固定費用が高くなっていてもおかしくありません。

月の固定費用が3万5千円だとすると、年間にかかる費用は42万円です。もしも還元率1%のクレジットカードで固定費の支払いをすれば、毎年4,200円分のポイントが貯まっていきます。

1年分だとそれほど大きな差だと感じないかもしれませんが、一生(50年想定)で比べると、クレジットカードの有無で21万円の差が生まれるためバカにできません。

ただし、使っているクレジットカードの種類と、利用している電気会社やガス会社の種類によっては、カード払いができないことがあるため、注意が必要です。

2.クレジットカードなら買い物をするたびポイントが貯まる

クレジットカードを使えば、買い物をするたびにポイントが貯まります。特に重要なのは、毎日使う食料品の購入にも、クレジットカードのポイントがつくことです。

前の項目と同じ政府統計によると、一世帯が食事にかける月間平均費用は、60,272円。固定費以上に、クレジットカードによって利益を得られます。

これに加えて、エンタメ費用25,928円、交際費20,787円など、クレジットカードを使えそうな支出は少なくありません。

すべての買い物にクレジットカードを使えば、年間に数万円分程度のポイントは十分に獲得可能です。

基本的に、年会費が無料なら、クレジットカードを作るデメリットはありません。そのため、ポイント獲得用のクレジットカードを作っておかないのは損です。

3.クレジットカードの明細で簡単に家計簿を作成できる

クレジットカードを使うと、どんなことにいくらのお金がかかったかがすべて記録されます。そのクレジットカードの明細書を使えば、簡単に「家計簿」の作成が可能です。

明細書を使ったって家計簿作成はめんどくさい、という人もいるかもしれません。しかしそういう場合でも、クレジットカードと連携可能な「家計簿アプリ」を使えば、手間をかけずに家計簿を作れます。

家計簿アプリにクレジットカードの情報を登録すれば、何もしなくても勝手にアプリが内訳を記録するため、非常に便利です。支出の多くをクレジットカード払いにすれば、明細書だけでもだいたいの家計の状態を把握できます。

4.クレジットカードさえあれば多額の現金を持ち歩かなくてすむ

普通は、財布にある程度の現金を入れておかなくてはいけません。しかしお札が増えると財布がかさばりますし、そもそも多額の現金を持ち歩くのは、リスク管理の観点からも問題です。

クレジットカードを作っておけば、財布には最低限の現金を入れておくだけですみます。

また、現金の場合、盗まれてしまうとそれが戻ってくる可能性はほとんどありません。しかしクレジットカードの場合は盗難紛失補償がついています。

万が一ご本人以外の第3者の方が不正に利用したとしても、届け日から60日以内の不正利用分はカード会社が補償してくれます。

5.クレジットカードを持っているとネットショップを使いやすい

主婦として家の仕事をしていると、たまには休みたいと思うこともあるでしょう。そういった場合、買い物だけでもネットショップで済ませると、手間がかかりませんし、自分の時間を作れます。

ネットショップにはクレジットカードが不可欠というわけではありませんが、クレジットカードを持っていたほうが便利なのはたしかです。

商品の支払いに代引きなどを使うと、手数料の分だけ損をしてしまうため、ひんぱんにネットショップを利用するならクレジットカードは用意しておくべきでしょう。

専業主婦でもクレジットカードを作ることはできる

専業主婦の場合、収入がないためクレジットカードを作れない、と思っている人がいるかもしれません。たしかに、本人に収入がない場合は作成不可としているクレジットカードも少なくありません。

しかし、専業主婦でも作成可能なクレジットカードも存在します。そういったクレジットカードは、主婦本人の収入だけで審査をしません。世帯収入を基準に審査がなされます。

配偶者が定職についていればクレジットカードを作れる可能性は高いので、申し込んでみるとよいでしょう。

なお、主婦本人がパートなどで収入を得ていると、クレジットカードの審査で有利になります。そのため、もしもクレジットカードを作れなかった場合は、短期間だけでも仕事をして世帯収入を増やすというのも1つの方法です。

主婦におすすめのクレジットカード4選!クレジットカードは家計節約にも役立つ

主婦の方が新しくクレジットカードを作る場合、次の4つのクレジットカードがおすすめです。ここからは早速主婦の方におすすめのクレジットカードについて、詳しく見ていきましょう。

JCB CARD W plus Lは年会費無料で保証も充実

JCB CARD W plus L

項目 詳細
年会費 無料
還元率 1%以上
付帯サービス 海外旅行傷害保険最高2,000万円
海外ショッピングガード保険最高100万円

「JCB CARD W plus L」は、日本唯一の国際ブランドであるJCBが発行している女性向けのクレジットカードです。JCB CARD W plus Lに申し込めるのは39歳までという制限がありますが、その分カードのサービスが優れています。

  • 年会費永年無料
  • 獲得ポイントが常に2倍
  • 提携店舗で使うとさらに獲得ポイントが増加
  • 専用の女性疾病保険に加入できる
  • LINDAリーグ参加企業などの豪華プレゼントが当たる
  • 3種類のカードデザインから好きなものを選べる
  • 海外旅行傷害保険とショッピングガード保険が付いている

JCB CARD W plus Lは、39歳までに作っておけば、ずっと年会費が無料になります。年会費無料のわりに保証が手厚いため、多くの人におすすめできるクレジットカードです。

また、基本のポイント還元率が高いことに加えて、JCBの提携店舗で使うと多くのポイントを獲得できます。そのため、節約効果も大きいクレジットカードです。

JCB CARD W plus Lは女性疾病保険や女性用プレゼントが気になる人向き

JCB CARD W plus Lを作ると、保険料が安くて大きな補償をしてくれる「女性疾病保険」に加入できます。

この保険では、乳がんや妊娠合併症などで入院した時におりる保険金が、普通の疾病で入院した場合の2倍です。また、原因が女性特有の疾病なら、手術保険金も増大します。

そのため、JCB CARD W plus Lは、健康が気になる主婦におすすめのクレジットカードです。

さらにJCB CARD W plus Lを使うと、LINDA関連のサービスを受けられます。LINDAには、女性が喜ぶプレゼントや優待が少なくありません。そういったちょっとしたプレゼントが欲しい人にもJCB CARD W plus Lはおすすめできます。

三井住友カード(NL)はセキュリティ性能が高く対象飲食店でポイント高還元

三井住友カード(NL)

項目 詳細
年会費 無料
還元率 0.5%以上
付帯サービス 海外旅行傷害保険最高2,000万円

「三井住友カード(NL)」は、三井住友ファイナンシャルグループのクレジットカードです。一般に銀行系クレジットカードと呼ばれるもので、クレジットカードの中でも信用が高くなっています。三井住友カード(NL)のメリットは次のとおりです。

  • 年会費永年無料
  • 選べる無料保険
  • 特定の店で獲得ポイントが増加
  • ナンバーレス・サインパネルレスのカードでセキュリティ性能が高い
  • よく行く店舗を登録して獲得ポイントを増やせる
  • SBI証券といっしょに使うとお得

三井住友カード(NL)は、ナンバーレス・サインパネルレスで作られるため、もしもカードを他人に拾われても、個人情報が漏れません。

また、三井住友カード(NL)も年会費無料で保険が付くのですが、保険の種類を自分で選べるという特徴があります。入院保険や個人賠償保険、旅行傷害保険など、望む保険を付けられるため非常に便利です。

三井住友カード(NL)は同じ店での買い物が多い人向け

三井住友カード(NL)は、基本の還元率は0.5%と高くはありません。しかし、コンビニやファミレスなどの提携店舗で利用すれば大きくポイントが増加します。そのため、コンビニやファミレスをよく利用する主婦向けのクレジットカードです。

さらに、「ココリコ!」というシステムがあり、あらかじめ設定した店で買い物をすると、ポイント還元率が0.5%増えます。最大3店舗まで登録できるため、実質的に還元率1%のクレジットカードのような使い方が可能です。

セブンカードプラスはnanacoの利用がお得

セブンカードプラス

項目 詳細
年会費 無料
還元率 0.5%以上
付帯サービス ショッピングガード保険最高100万円

「セブカードプラス」は、セブン&アイホールディングスのグループ企業が発行しているクレジットカードです。セブンカードプラスのメリットには、次のようなものがあります。

  • 年会費永年無料
  • 提携店舗で獲得ポイント増加
  • nanacoへのチャージでポイントが付く
  • nanacoへのオートチャージを使える
  • セブン&アイグループで使うとお得

セブンカードプラスは、「nanaco」のチャージにポイントが付くというのが大きな特徴です。最近では、電子マネーへのチャージでポイントが貯まるクレジットカードは減ってきています。

そのため、電子マネーをよく使っている人なら、nanacoへの切り替えとともにセブンカードプラスを作ることを検討してみるとよいでしょう。

セブンカードプラスはセブン-イレブン系列での利用に適している

セブンカードプラスは、セブン&アイグループが作っているクレジットカードですから、セブン&アイグループ系列の店で使うのに適しています。

セブン-イレブン、イトーヨーカドー、ヨークマートなどでボーナスポイントが付くため、これらの店でふだんの買い物をしている主婦に、セブンカードプラスはおすすめです。

さらにイトーヨーカドーでは、ハッピーデー(8日、18日、28日)にほとんどの商品が5%引きになります。

イオンカードセレクトはキャッシュカード・WAONカードの機能も持つ

イオンカードセレクト

項目 詳細
年会費 無料
還元率 0.5%以上
付帯サービス ショッピングセーフティ保険最高50万円

「イオンカードセレクト」は、イオングループが発行しているクレジットカードです。イオンカードセレクトのメリットとしては、次のようなものがあります。

  • WAONにオートチャージできる
  • WAONへのチャージでポイントが貯まる
  • 公共料金の支払いやイオン銀行の給与振込口座指定でポイントが貯まる
  • 一定条件クリアで無料のゴールドカードが手に入る
  • イオングループ店舗でポイントが2倍になる
  • クレジットカード、キャッシュカード、WAONカードの機能が使える

イオンカードセレクトは、クレジットカードとしてだけでなく、イオン銀行のキャッシュカードとしてや、イオン用のWAONカードとしての機能も併せ持つ便利なクレジットカードです。

また、イオンカードセレクトを使っていて、一定条件(年間利用額50万円以上など)をクリアすると、イオンカードセレクトが「イオンゴールドカードセレクト」に切り替わります。

ゴールドカードへの切り替えは無料ですし、年会費もかかりません。

ゴールドカードになるとショッピングセーフティ保険の上限が300万円になったり、旅行傷害保険が無料付帯されたり、イオンラウンジを利用できたり、さまざまなサービスが追加されます。

イオンカードセレクトはイオングループの利用が多い主婦向け

イオンカードセレクトは、イオングループで使うと獲得ポイントが増加します。そのため、イオンなどをよく使う主婦に向いているクレジットカードです。

また、WAONカードとして使う場合も、オートチャージ機能があるため便利。さらにWAONカードへのチャージ時にもポイントが貯まるため、イオンで効率よくポイントを稼げます。

主婦がクレジットカードを持たないのは損が大きい

主婦が買い物をする家庭なら、主婦がクレジットカードを持っているべきです。毎月の生活費のすべてをクレジットカード払いにすれば、毎年、相当な額のポイントが貯まっていきます。

さらにネットショップも使いやすくなりますし、利用明細を家計簿代わりにすることもできるため、クレジットカードを作らないのは明確に損、と言ってもよいほどです。

主婦がクレジットカードを作る場合、年会費が無料でなるべくポイント還元率が高いものを選ぶのがよいでしょう。

ただし、特定店舗で獲得ポイントが増えるクレジットカードもあります。そのため、自分がよく使う店での獲得ポイントがどうなっているのか確かめてからカードを作りましょう。